A班のグループワーク報告
A班では、コロナ禍で大きく発展したリモート化に対し、リアルの必要性にスポットを当て、地方が抱える課題を「クエスト」に見立て、都市居住者がRPGさながらにクリア(解決)することで、地域の課題解決と都市居住者の体験欲をマッチングする体験型サブスクリプションサービス『Go Toクエスト』を提案しました。都市居住者は地方でのクエストを通じた様々な体験やスキル習得による非日常・成長の実感、地方は労働力確保や経済効果が得られるというサービスです。
第1回ワークショップ(WS)では、コロナ禍における新しい生活様式で感じた課題を話し合いました。テレワークの課題点や今後の不動産需要について議論する中で、全員の共通認識は「運動不足による健康不安」でした。このような身近な実感を基に、健康を軸として事業を構想するという方向性を定めました。
第2回WSでは、「健康になるには体を動かすことが重要」であるという共通認識から、多くの人を動かしたポケモンGOやUBER EATS(配達員)の仕組みについて意見を交えました。これらのサービスのそれぞれ「ポケモンをゲットできる」「直ぐに収入を得られる」という分かりやすく魅力的なインセンティブが、多くの人を突き動かし社会現象に至ったと分析し、今後、人々が真に求めるインセンティブとは何かについて、健康・交通・拠点・体験というキーワードを基にアイデアを出し合いました。
第3・4回WSでは、これまでの議論からコロナ禍において再発見されたリアルの必要性について着目し、実際に手を動かすことでしか解決されない、除雪や森林荒廃等を抱える「地方」や慢性的に人手不足の農業・漁業・林業等の「業種」と、体験を望む「人」をマッチングするサービスとして取り纏めました。
受け入れ側が望む「継続的に手伝ってくれる人」「スキルを習得する意思のある人」と、体験する側が望む「スキルやノウハウの習得や非日常」を両立するため、シーズンに応じたクエストを設定し、レベルアップしながら継続的かつ発展的なコンテンツとして具体化し、提案しました。
リモートかつ緊急事態宣言でなかなか議論がしにくい環境下でしたが、最終発表での「会心の」プレゼンにより総合優勝を含む三冠を達成しました!コロナ明けの盛大な祝勝会が楽しみです!


秋山 慶多 | 日鉄興和不動産株式会社 |
甘利 健二 | 東京ガス株式会社 |
清田 恵子 | 小川登記総合事務所 |
降籏 賢人 | 株式会社アール・アイ・エー |
山下 恭平 | 野村不動産株式会社 |
(実行委員) | |
加藤 慎也 | 日鉄興和不動産株式会社 |
森田 達也 | 戸田建設株式会社 |