C班では、市街地再開発事業において、事業に係る関係者が協働しながら推進することの重要性に着目し検討・議論しました。全4回及ぶグループワークについては、次の通りでした。
第1回では、実務での経験を共有し合うことで、各自の業種の立場によって利益やリスクが異なることを認識しながら、事業が完成に至るまでに達成すべきステップについて議論しました。
第2回では、未来の技術革新や新制度を再開発に活用する方法について検討しました。特に業務の効率化を図るための方法や、最新技術の導入によってもたらされる事業への影響等のアイデア出しがなされました。
第3・4回では、「再開発事業の良し悪しは、関係者各自の経済的な利益だけで決まるものではなく、関係者全員の満足度が重要であり、また地域住民に喜ばれる事業こそが求められる」と認識するとともに、各関係者が1つの船に乗ったつもりで協力し合って事業を推進することの重要性について議論しました。
以上、各自の立場の違いから生まれる再開発への課題感や関心、実務での苦労を共有することで、従来の考え方に絞られない議論を行うことができました。定期的に交流・情報交換を継続できる関係を築くことができたとともに、将来目指すべき再開発事業への関わり方について考える良い機会になりました。