A班 グループワーク報告

A班は再開発経験の浅い若手が多かったですが、若手ならではの自由な発想で、経験豊富な参加者に助言を受けながら活発に議論を行いました。
第1回では、自分が権利者だったら再開発にどのような期待・不安を抱くかを各々が考え、付箋を活用しアイデア出しを行いました。初回から、各々に自身の職種(ゼネコン、コンサル、デベ)の観点のみならず、権利者や他職種事業者の観点で事業について考える姿勢が確りとあり、多様な観点からワークの土台を整えることができました。
第2回(都決~組設)では、1回目よりも班内での議論が活発化され、各権利者の賛成・反対意見を個人に関する意見と街づくり関する意見にグループ分けし、意見の根幹を整理しやすくするための創意工夫がありました。3回目(権変以降・竣工以降)は、各権利者の要望を真摯に受け止め、事業者側として丁寧な回答を心掛けていたので、実際の業務においても応用できる内容でした。又、各権利者の追加情報を基に想像を膨らませるような展開があり、例えばF権利者を地区外の方と結婚させ、反対から賛成の意向に向かせるなどのユーモラスな展開があって良かったです。
最終回(第4回)では、再開発における権利者の根源的な課題を深堀するあまり、準備の時間配分が上手くいかず、他の班に比べて制作資料や説明の構成的には上手く纏まっていないプレゼンにはなっていましたが、議論自体の深堀ができていたので、他の班とは異なる洞察のある聞かせる発表となり、見事受賞に至りました。
全ての会を通じて、ワークのための作業と言うより、ワーク・作業を通じての再開発の芯に迫るような意見交換が多く、所属組織を超えた示唆的な経験の共有に繋がったように感じました。
グループA_写真

A班 参加者一覧

(実行委員)