C班 グループワーク報告

C班では、本年のテーマである「権利者目線のまちづくり再考」を念頭に、「都心における権利者の想い」をイメージしていきました。参加者それぞれが経験した事業段階が異なるという特性を活かし、班内で意見を交わしながら、各事業段階での権利者意向の移ろい模様をリアルに表現することが出来たかと思います。
『協議会設立~準備組合という初期段階』では、「事業者側が考える再開発のメリットを“権利者=街の普通の人々”が理解することが難しい」、「再開発にマイナスイメージを持つ権利者が多い可能性がある」等、率直な意見交換のもとでロールプレイングを進めました。『都市計画決定~組合設立という中・後期段階』では、子供の結婚や遠方の家族と同居といったライフステージの変化、さらには、営業する店舗の経営状況の変化から、再開発事業への意向が変わっていくのではないかとの議論がなされました。『権利変換認可~竣工という最終段階』では、初期段階から一貫して再開発に反対していた権利者の意向変化や竣工後の新しい街のあり方について、思いを巡らすこととなりました。
また各回のワークにおいては、他班から提出された権利者意向に対して、事業者の立場になりきって回答を作成しました。事業段階によっては、権利者の質問に明確な回答を出せない場面や要望を断らないといけない場面があり、再開発事業を推進するにあたり難しい判断を迫られるタイミングを実感する機会となりました。
最後の総まとめとして各段階における権利者の再開発事業への関心を振り返ると、事業者は権利者の生活環境に寄り添う姿勢を持ち、さらには建物の竣工後においてもしっかりとフォローをしていくことが重要なのではないかという議論がなされました。
ワークの完走という共通の目標を参加者全員で共有でき、全ての回において活発な意見交換がなされたことで、所属組織を超えた経験の共有につながったと感じています。
都心の再開発事業における権利者のモチベーションを示したグラフ
【都心の再開発事業における権利者のモチベーションを示したグラフ】
ワークの最終回におけるC班の発表
【ワークの最終回におけるC班の発表】

C班 参加者一覧

(実行委員)