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2024年度「若手まちづくりフォーラム企画 inTokyo」について
企画主旨について
前年2023年度の若手まちづくりフォーラムでは、函館市への視察を通じて、従来、まちづくりの主体であった行政・デベロッパー・建設・設計・コンサル以外の新たなまちづくり主体である異業種の方々が、魅力的なまちづくりを進めている姿に感銘を受けました。
我が国が直面している人口減少化問題において、容積ボーナスによる“従来の価値観”では事業性の観点からも、まちづくりの推進が難しくなりつつあり、容積ボーナスに依存しない“新たな価値観”によるNEOまちづくりが、都市間競争の観点からも重要ではないかと考えます。
今回の若手フォーラムでは、NEOまちづくりの参考として、異業種主体の“新たな価値観”によるまちづくりに関する知見を得るため『長崎スタジアムシティ』の視察を実施しました。また、全5回の企画を通して、身近なまちの有する魅力や独自性を分析すると共に、新たなまちづくりプロセスを検証することで、“新たな価値観”によるまちづくりを実践するための方策を議論しました。
【開催概要】
テーマ
人口減少時代における“新たな価値観”によるNEOまちづくり
~課題解決型まちづくりプロセスの再考~
【各回グループワークの開催概要】
参加者37名をA~Fの6グループに分け、グループワークを実施した。
第1回(2024/10/23(水))
オリエンテーション・自己紹介
グループワーク①
第2回(11/6(水))
近郊視察(グループごとにまち歩き)
地方視察(長崎)(11/15(金)~11/16(土))
長崎スタジアムシティ
新大工町地区第一種市街地再開発事業(新大工町ファンスクエア)
第3回(12/4(水))
グループワーク②
第4回(1/15(水))
グループワーク③
第5回(1/29(水))
グループワーク④
グループワーク報告
【A班】はこちら
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【E班】はこちら
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地方視察報告
【地方視察報告(長崎)】
参加者の声
まち歩きの感想(立川・大宮・浅草・高円寺・幕張新都心・下北沢)
ひとつのまちを時間をかけて自らの足で歩くということで、写真や情報で見るだけの断片的な方法だけでなく、そこに暮らす人の・建物の本質を見ることができる新しい経験だったと思います。
机上だけの議論にせずまちを実際に歩くというのは大事で、メンバー毎に様々な意見を交換することができ貴重な機会となった。
班で時間をかけてまち歩きをでき、まちのいろいろな面をみることができました。また、アプリを使って動画をまとめることで、まちの特徴を直感的に捉えることができたと思います。
普段業務の中でも訪れないような街で様々な視点から街歩きを出来たことはもちろん、班員との距離も縮まり非常に良い機会となった。
地方視察の感想(長崎)
地元の行政、事業者、地権者の生の声を聞けて、とても貴重な経験ができた。地方視察についても早い段階で実施していただけたことで班員の結束力が高まったと思う。
夢のある大規模な開発であるスタジアムシティと、現実的でありながら随所にこだわりの見られる新大工町地区の再開発とそれぞれに魅力があり、大変勉強になる部分が多くありました。特にスタジアムシティの講話の中では「理想に近い良いモノづくりをすることで、資金面の回収ができる」というニュアンスのコンセプトのもとに作られているというお話があり、普段の仕事との対比の中で刺激的な感情を抱いたことを鮮明に覚えております。
長崎スタジアムシティはまさに開業直後のタイミングだったので見られて良かったです。法定再開発でない単独事業による大規模開発というのも参考になる点が多かったと思います。新大工町は業界の方でない一般の方が再開発に関与していく過程のお話が非常に面白かったです。また駐車場棟にオフィスが乗った風変わりな施設計画の理由なども興味深く思いました。
役所や事業者、組合の方からのレク+現地視察の構成なので、地域の実情やPJの特徴・課題感も含めて知ることができ大変有意義でした。また、グループ以外の参加者と交流を深める意味でも良い機会でした。
グループワークの感想
街づくりという観点でのワークだが、既成概念にとらわれない自由闊達な検討ができたことは、日常常務とはまた違う刺激を貰えた。また、様々な立場の人たちと仲を深め議論できたことは今後の業務において役に立つと思います。
街の新しい価値創造をするワークは今までも経験はありましたが、対象の街を最終的にシャッフルするという発想はなかったので、新しいキーワードを生み出すのに良いアプローチ方法だなと思い、実務においても実践してみようと思いました。
「新たな価値観をまちに実装する」ということで、各々が想像するまちの将来像に向けて、既存の枠組みにとらわれずに様々な手法を検討する取組はとても興味深いもので、かつ今のまちづくりに求められているプロセスだとも感じました。
普段の業務では年長の方との接点が多いので、若い世代の同業の方と意見交換できたことは非常に有意義でした。ワークのテーマも現実的でこじんまりした話でなく、かなり自由なアイディアを話し合えるものだったのが良かったです。
普段の業務よりも、若手の自由で新しい発想が活かされた良い提案がたくさんあり、今回のようなフランクなグループワークの中からビジネスの種が生まれてくるのだろうなと思いました。
実行委員
(令和6年度) ◎座長 ○副座長
◎
圷
浩輝
㈱大林組
○
倉本
大資
相鉄不動産㈱
青井
玄
㈱フージャースコーポレーション
阿部
総一朗
大成建設㈱
大島
雄人
東急不動産㈱
亀山
周人
日鉄興和不動産㈱
桑原
慧
㈱URリンケージ
鈴木
賢人
㈱日建設計
内藤
香紀
阪急阪神不動産㈱
中島
健太郎
㈱日本設計
萩原
綾
㈱タカハ都市科学研究所
八坂
仁也
戸田建設㈱
安田
大輝
㈱都市設計連合
山﨑
翔太郎
西松建設㈱