【木場班のグループワーク報告】      

 木場班では、グループワーク4回に渡り、木場エリアにおける都市のブランディングの方策についてディスカッションを進めてきました。
 はじめに、木場エリアの歴史と、当該エリアの魅力的要素が何かを議論し、都市の競争力をより高めていくためには、公園を拠点として情報発信システムの構築が重要と考え、「気張らないまち、木場」をテーマに公園を中心にしたブランディングの方策を考えることにしました。
 2回目のフィールドワークでは、木場公園を中心に現地調査を行い、周辺の水辺との関係や、既存市街地との関係性について確認しました。
 次に、ワールドカフェによる他グループとの意見交換を通して、公園を中心とした構成だけでなく、当該エリアのポテンシャルである木材産業、水運にも着目した提案と、当該エリアに不足した観光機能を充足させることにも考慮し、検討を深化させました。
 3回目のワーキングでは、設定したテーマに沿って都市モデルプランを作成しました。モデルプランの作成にあたっては、当該エリアを、駅を中心として4つのエリアに分割し、公園を中心としたイベント等による情報発信エリア、公園の豊かな環境を望む居住エリア、また、既存の町工場が残る産業エリア、水運と既存商業施設を利用した観光エリアを配置する計画としました。主要な移動は水運も利用できるよう、クリークを巡らせた構造とし、船運による娯楽も取り入れた、イタリアの都市ヴェネチアのような都市モデル「キバチア」を案として最終発表を行いました。
 全4回のグループワークを通して闊達な意見交換ができ、チームの結束力も非常に強いものになったと思います。フォーラム以降も定期的に懇親を深めるなど継続的な活動を行っています。

議論・現地調査写真

高 光晴   東京急行電鉄(株)
佐藤  晃朗   三菱地所レジデンス(株)
羽田 裕佳子   (株)フージャースコーポレーション
吉村 太一   日本工営(株)
永江 志緒里   (株)タカハ都市科学研究所
木下 直人   新日鉄興和不動産(株)
荻野 未勇   (一財)首都圏不燃建築公社
森山 亮   大和ハウス工業(株)
(実行委員)
永田 康太郎   相鉄不動産(株)
村上 拓也   大成建設(株)

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