【5班(働き方)のグループワーク報告】 |
5班では、「働き方」について近郊事例視察を含めての計4回のグループワークにより、職種も経歴も異なる各メンバーの中、活発な議論を進めてまいりました。
第1回グループワークでは、少子高齢化社会で起こるであろう事象を挙げる検討を中心に行いました。初顔合わせの中でのワーキングにも関わらず、若手ならではの問題意識、危機感から発想される予測される各事象は現代社会における問題の先鋭化が進む方向性で意見は一致。「世代間や能力の格差の二極化が進む社会」が到来し、その時の課題として「人材の偏在化」「高度な能力を有する人材の数的不足」「高齢者人材の活かし方」が出てくるのではないかと仮説を立てました。
第2回ワーキングでは、第1回目の課題解決への糸口をつかむためのワーキングとなりました。課題を解決する為に「新しい人材需要を発掘するための、場づくり」「効率的な人材活用のための、時間・働く場所のシェアリング」「高齢者の再学習需要」等のキーワードが出てきました。
第3回の近郊事例視察では、未来の働き方のヒントとなる事例として、紀尾井テラス内Yahoo Japan本社内のオープンオフィススペースであるYahoo Lodgeの施設利用体験をしました。外国人や業種の異なる若者等ダイバーシティを感じる空間であり、我々も普段とは異なる環境に身を置くことで、具体的な利用者や新しい働き方へのイメージが掴め、議論が白熱しました。その後は、そのままの流れで六本木での懇親会、刺激的な一日となりました。
最終回では、議論の収束が大変でしたが、少子高齢化により起こるパラダイムシフトは「年功序列社会からボーダレス社会への変革」が起こり、「場の持つ意味の多様化」が進むと未来予測しました。まちづくりでの具体的な対応策をまとめ上げるまでには至りませんでしたが、アイディアとして廃校利用、公園・広場の在り方の変化、病院などの専門施設の多機能化が進むのではないかとまとめました。
今回の5班は、同世代が共通して感じている現在の働き方、社会構造の問題意識、危機感が高いメンバーが集まり、毎回の議論が白熱した活気ある班活動でした。

伊月 和歩 | 株式会社都市設計連合 | |
今北 基樹 | 株式会社竹中工務店 | |
大石 拓哉 | 新日鉄興和不動産株式会社 | |
小林 まどか | 一般財団法人首都圏不燃公社 | |
商 いくえ | 株式会社日建設計 | |
寺田 大祐 | 東京急行電鉄株式会社 | |
丸山 賢人 | 京浜急行電鉄株式会社 | |
森田 達也 | 戸田建設株式会社 | |
(実行委員) | ||
阪田 俊満 | 大和ハウス工業株式会社 | |
白田 順士 | 株式会社日建設計 |