わが国のマンションストック数は、2022年末時点で約694万戸に達しており、その内103万戸が1981年以前の建築基準法の耐震基準で設計されたいわゆる「旧耐震」設計のマンションであるといわれています。 築年数の古いマンションが増加するなか、耐震性能の不足以外にも、構造や設備の老朽化、現在の居住水準に合わない広さや間取り、物理的・社会的老朽化等により建替えを含む再生の必要性のあるマンションが年々増加しています。 「建替え」はマンション再生の重要な選択肢ですが、2023年3月時点で建替えを実現したマンションは実施中も含め全国で282件です。