わが国のマンションストック数は、平成30年末時点で約655万戸に達しており、その内106万戸が昭和56年以前の建築基準法の耐震基準で設計されたいわゆる「旧耐震」設計のマンションであるといわれています。 築年数の古いマンションが増加するなか、耐震性能の不足以外にも、構造や設備の老朽化、現在の居住水準に合わない広さや間取り、物理的・社会的老朽化等により建替えを含む再生の必要性のあるマンションが年々増加しています。 「建替え」はマンション再生の重要な選択肢ですが、令和元年4月1日時点で建替えを実現したマンションは実施中も含め全国で267件です。