私は都心部を中心にマンションやビルの開発を行うデベロッパーで、事業用地を取得する部署に在籍しています。日々、土地の取得に奮闘しておりますが、都心部の事業用地は年々減少傾向にあり、取得するための競争も激化してきています。
そのため会社としても事業用地の確保が難しい状況が続いており、新規開発だけではなくマンションの建替えなどを行うことで事業機会を獲得することが多くなってきました。
そのような環境下で、今後はますます都心部でのデベロッパーの役割が“新規開発”から“再開発”や“建替え”へとシフトしていくのではないかと考えるようになり、これからの時代に備え専門知識を養うために再開発プランナー資格試験への受験を決めました。
私は今回が初めての受験であり、周囲にも受験経験のある人物がいなかったためどのように試験対策をしていいか分からず、ひとまずホームページに記載されていた推薦図書を一通り購入して学習を行いました。
学科では『再開発プランナー知識大全』に掲載されている過去問題から出題頻度の高い項目をピックアップし、該当する条文を調べて理解するという作業を繰り返すことで知識を定着させていきました。また、実技についても過去問題を実際の試験時間を想定しつつ、時間に余裕をもって解き終われるようになるまで練習を繰り返しました。
今回の試験勉強を通して、再開発事業は自然災害・高齢化・環境問題など様々な社会問題を解決する1つの糸口として、非常に有効な手段であると考えるようになりました。今後は今回得た知識を生かしながら、より一層、建替えなどに力を入れていき、良質な都市環境の形成に寄与できるよう努力したいと考えています。