私が所属する大阪ガス都市開発では、近年行政と連携して低未利用地の活用を提案する公民連携事業や高経年団地の建替えなどのマンション建替事業、駅前再開発事業などの取組みに注力しています。これまでの不動産開発や京都リサーチパークなどのエリア開発での経験、またエネルギー会社のグループ企業である特性を活かし、先進的なエネルギー技術の導入提案も含めた、よりよい未来のためのまちづくりに貢献することを目指しています。
私はこれまでにもエリア開発のコンセプト検討や再開発事業の収支計算、マンション建替事業の推進・地権者対応などの実務に携わってきましたが、改めてこれらの事業に関する法律や専門的知識について体系的に理解したいと考え、再開発プランナー試験の受験を決めました。
試験の勉強にあたっては都市再開発法を中心に法律を読むことから始め、その後過去問題集を解きながら、各問題に関連する法文にチェックやコメントを書き込み、法律に対する理解を深めました。実技については、実務経験も思い出しながら、同じく過去問を解いて練習を重ねました。
今回改めて法律を勉強したことで、法律の中でどのように各権利者の権利が担保されているかを理解することができました。地権者にとっても施行者にとっても多大な労力を伴う再開発事業ですが、法律の下最大限の権利担保を図った上で、それでも推進されるべき社会的意義のある事業なのだと改めて実感しました。
大阪ガス都市開発では、これからますます行政連携案件や再開発事業に積極的に取り組む予定で、私も今回の資格取得経験を活かし、よりよい社会の実現に向けて貢献できるよう研鑽を積みたいと考えています。